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タイムシェアとは?-ヒルトンタイムシェア入門1

タイムシェア
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説明会に行く前の予習として、あるいは説明会で買ってしまったけど実はシステムがよくわからないという人のために

ヒルトンのタイムシェアは説明会で初めて購入することが多いと思います。

タイムシェアについて何もわからないままおまけの食事券につられて説明会に行き、わぁーっと説明されてよく理解しないままその場で購入を決めてしまった我が家。

買って後悔はしていないのですが、もし、説明会の前に予備知識があればよかった、あるいは買った後でもおさらいができればいいな、と思う方のお役に立てればと、我が家の経験を踏まえつつ、タイムシェアについて説明しようと思います。

タイムシェアとは?

タイムシェアとは1年を52週に分け、1週間単位で購入する不動産所有権のことで、譲渡証書が交付されます。

ヒルトンではこの所有権を「バケーション・オーナーシップ」と呼んでいます。

バケーション・オーナーシップは永代所有権

ヒルトンのバケーション・オーナーシップの特徴として、「永代所有権」であることがあります。不動産登記を行いますし、所有権なので、譲渡や相続ができます。

なぜ「永代所有権」が特徴なの?不動産の所有権だから未来永劫継続するでしょ?

いえいえ、ヒルトン以外のタイムシェアには所有権であっても期限のあるものもあるからです。

例えばディズニー・バケーション・クラブは、リゾートによりますが、最も早い所有権の期限は2062年1月31日となっています。(2025年2月23日現在、同社公式サイトより)期限内であればもちろん相続や譲渡はできるとあります。

ヒルトンタイムシェアでは所有者としては一度に4人まで登記できるので、将来、子供が使いそうであれば購入時に子供も共有名義に入れておくと、子供が自分の名前で予約できますので、使い方が広がります。購入時に登記しておかなくても、途中で名義変更はできますが、追加であれ削除であれ、名義変更には手数料がかかることにはご留意ください。

販売価格とポイントについて

バケーション・オーナーシップの値段は立地、物件(以降リゾートと呼びます)、部屋の広さや眺望などにより、ことなります。また、購入した物件の部屋によって付与されるポイント数=クラブポンとが決まっています。

同じアメリカでも本土とハワイでは、ハワイの方が販売価格は高い傾向になり、ハワイでもリゾートにより値段が異なる、という感じです。

部屋のタイプにはスタジオ、1BR、2BR、3BRがありますが、当然、お部屋が広くなれば価格は高く、また、同じ間取りでも、シティービューやマウンテンビューよりもオーシャンビュー、オーシャンフロントといった眺望がよい方が高くなります。

初めての説明会でまず紹介されたのは「ザ・グランド・アイランダー」。2020年当時はワイキキにあるヒルトンのタイムシェアの中で一番新しく、販売中の物件でした。

隔年、ゴールドについては後ほどご説明しますので、まずは左の表をご覧ください。(表は2020年のもので、このあと、ポイントが1.6倍に換算されることになりました。なので、現在は5,100→8,160ポイントとなります。価格も2020年時点のものですので、あくまでもご参考ということでご了承ください。)

グランド・アイランダーの同じ1LDKのお部屋でも、部屋タイプやビューによって販売価格が違います。

Bはキングサイズのベッドが1台、Dはダブルサイズのベッドが2台を表します。まだ、B、Dのあとのアルファベットは部屋のビューと、階数を表します。Xは19階から26階のオーシャンビュー、Lは27階から33階のオーシャンビューといった感じです。

ちなみに、ヒルトンのワイキキのコンドミニアムで一番古いワイキキアンの価格は右の表です。

Pがパーシャルオーシャンビュー(部分的なオーシャンビュー)、Xはオーシャンビューです。ワイキキアンはビーチから離れた立地なので、オーシャンフロントはありません。

とくに購入の予定もなく、タイムシェアが何かもよくわかっていないまま説明会でセールスに押されてしまうと、初心者としては、まずはお値段の安いものを、、、と考えがちなのですが、、、

年間管理費を見てください

ヒルトンでは間取りで年間管理費が決まっているので、1LDKなら部屋タイプにかかわらず年間管理費は同じなのです。ということは販売価格は高くても=初期投資はかかっても、ポイントの高い物件を購入した方が1ポイントあたりのコストが安く、また、販売価格が高かった分ポイント数が多いため、結局は使い続けていきやすいと言われています。

販売価格は購入するときのいっときの出費ですが、ポイントは毎年または隔年で継続的に付与されるもの、そしてポイント数が多いほど、滞在先の選択肢が広がる、泊数を増やせる、など、メリットが大きいのです。

ベテランのオーナーの中にはポイント数に比べて管理費が高いハワイの物件を避け、アメリカ本土のリゾートを持つかたもいます。

でも、そもそもヒルトンのリゾートがどこにどんな物件があるかわからずに、あれこれ提案されてもまったくわからない、というのが現実かと思いますので、少しでも関心のある方は、どこにどんなリゾートを持っているかだけでもリサーチしておくといいかと思います。

所有スタイル①プラチナシーズンとゴールドシーズン

ヒルトンでは1年を52週にわけ、その52週を繁閑に合わせてプラチナシーズンとゴールドシーズンに分けています。

繁忙期がプラチナシーズン、閑散期がゴールドシーズンになるため、プラチナシーズンに比べてゴールドシーズンのオーナーシップの方が予約に必要とされるポイント数が少なく、販売価格も安いことが多いです。

ゴールドシーズンのオーナでもプラチナシーズンに予約はできますが、気を付けたいのが、ゴールドシーズンだとポイント数が少ないので、ゴールドシーズンなら1週間滞在できるポイントでプラチナシーズンは1週間泊まれない、ということです。しかも1年間のうち、ゴールドシーズンの方が圧倒的に少ないです。使い方がプラチナよりは制限されますので、将来売却したいときになかなか買い手がつかない、というデメリットをタイムシェアオーナー界隈でよく聞きます。(現在は年齢や円安もあり、タイムシェアを手放したい方が多く、どのタイプであれ買い手がつかない状況のようですが。)

所有スタイル②毎年と隔年

さて、上の表のどちらにも隔年という記載があります。

バケーション・オーナシップは毎年か隔年か、2つのプランがあります。

毎年プランは毎年ポイントがつき、年間管理費も毎年払うタイプ。

隔年プランは隔年でポイントがつき、年間管理費も隔年で払うタイプ。

ご自身がどのくらいの頻度でハワイ、あるいはハワイ以外のヒルトンのリゾートに行くか、あるいは年間管理費を毎年払っていけるか、隔年だったら払えそう、など、ご自身の状況に合わせてプランを選ぶといいと思います。

所有スタイル③固定週と浮動週

また、1週間単位のオーナーシップの持ち方として、毎年第〇週を所有する、あるいは時期を決めずに1週間のオーナーシップを所有する、の2通りがあります。

毎年周を決めて所有するのが固定週、時期を決めずに所有するのが浮動週です。

お仕事や家族の都合で、お盆やクリスマス、お正月など、決まった時期にしかお休みがとれない方は固定週を持つのがおすすめです。なぜなら所有するリゾートならホーム予約と言って1年までには予約が確定しているからです。

逆に比較的柔軟にお休みをとれる方は浮動週が使いやすいです。ポイントが少なくて済む時期を選べば、より多く滞在できることもできますし、航空運賃が安い時期を選んでいくこともできます。

ホーム予約とクラブ予約

すでに述べましたが、ヒルトンではバケーション・オーナシップを購入すると購入したお部屋によってクラブポイントというのが付与されます。

このポイントを利用すれば別に所有するリゾートではなくてもどこのリゾートも利用できます。

ただ、所有するリゾートはホームといって、1年前からの予約が可能です。これをホーム予約と言います。(固定週の方は自動的に予約が確定されます。もし所有している時期にいかないのであればキャンセルをして、他のリゾートを予約するのもありです。)

ホームオーナーでない場合は9か月前(リゾートによっては6か月前)からになるので、3か月のアドバンテージがあります。ホーム以外のリゾートを予約することをクラブ予約といいます。

1年前からホームのリゾートを利用してもいいし、ホーム以外のリゾートを利用してもいいです。

2LDKの部屋を所有していてもポイント数の少ない1LDKを予約してその分長く滞在する、というのもできます。

繰り越しと前借り

また、ポイントは使い切れない場合には、手数料がかかりますが、1回に限り繰り越しができます。

逆にポイントが足りなくなったら翌年のポイントを前借することもできます。こちらは手数料なしです。

ヒルトン・オナーズポイントへの交換

翌年はリゾートを使えるめどがないな、ポイント余らせちゃうな、というときには前年の12月末までにホテルポイント=オナーズポイントに換えることもできます。

ヒルトン・グランドバケーションズならクラブポイントの16倍、グランドワイキキアンとグランドアイランダーのペントハウスとヒルトン・クラブ(というグランドバケーションより上位クラスのバケーション・オーナーシップ)なら32倍です。(※隔年と毎年で交換比率が違うケースのあるのですが、ここではイメージをつかんでいただくために詳細は割愛します。)

バケーション・オーナーシップのポイントは原則1年、繰り越しで2年間が使用期限ですが、オナーズポイントは期限がないのでオナーズポイントに換えて貯めているオーナーもいます。

もうひとつのオナーズポイントとしての使い方として、当年のタイムシェアのポイントで直接ホテルを予約することもできます。この場合は申し込み時に予約が確定しなければいけません。(とりあえずポイントに換えておこうか、はできません。)ただ、いったん確定した予約をキャンセルすると、オナーズポイントとして戻ってきます。オナーズポイントだと有効期限がないので、こちらも貯めてホテル利用しているオーナーもいます。

でも、タイムシェアなら1週間滞在できるポイントでもホテルだとせいぜい数泊にしかならないので、やはりタイムシェアとして使うのが一番効率がいいようです。

まとめ

さて、ヒルトンのタイムシェアについて、基本的なところをざっと説明してみました。

ヒルトンは最近他のタイムシェア事業の買収なども手掛け、ダイアモンドリゾートを傘下に収めてから「Max」という会員のカテゴリーを設けました。

Maxについてはまたいろいろとあるので、これは次回にご説明したいと思います。

ヒルトンのタイムシェアについてご参考になれば幸いです。

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