メンバーの種類は3通り
ヒルトンのタイムシェア、ヒルトン・グランド・バケーションズは2021年8月にダイヤモンド・リゾートという同じくタイムシェア事業社を買収し、ヒルトン・グランド・バケーションズのクラブプログラムとダイヤモンドのザ・クラブの特典を融合したメンバーシッププログラム「HGVマックス」を設け、2022年8月からHGVマックスの特典提供を開始しました。
HGVマックスが始まってから、オーナーの間では、マックス会員って何?今までどう違うの?マックスになる、ならない?という話題が時々持ち上がります。
ヒルトンタイムシェアの会員の種類を見てみましょう。
HGVマックスが設けられて以降、ヒルトンタイムシェアには3通りのメンバーができました。
HGVマックスメンバー:HGVマックス販売開始後、HGVマックス販売権を有するセールスセンターにてヒルトングランドバケーションズリゾートのバケーション・オーナーシップ権益を購入し、HGVクラブに入会したメンバー。
HGVマックスレガシーメンバー:HGVマックス販売開始前よりメンバーで、ヒルトン・グランド・バケーションズのオーナーシップ権益をアップグレードしたメンバー、またはヒルトン・グランド・バケーションズのオーナーシップ権益を追加購入したメンバー。アップグレードまたは追加購入時に自動的にHGVマックス特典を得ることができます。我が家は2023年のアップグレードの時にマックス会員になりました。
HGVレガシーメンバー:HGVマックス特典資格を取得しないメンバー。HGVマックス販売開始前よりメンバーで、HGVマックス販売後アップグレードや追加購入をしていないメンバー。元ダイヤモンドリゾートのリゾートの利用はできません。
HGVマックス販売前からタイムシェアを所有しているベテランのオーナーを「レガシー」と呼ぶあたりに、長いおつきあいのオーナーへのリスペクトを感じますね。
HGVマックスメンバー、HGVマックスレガシーメンバーおよびHGVクラブレガシーメンバーをすべてまとめて「メンバー」といいます。
HGVマックスメンバーの特典
これから初めてタイムシェアを購入する方は自動的にマックス会員になるわけですが、マックス会員ならではの主な特典をご紹介します。(年々特典は新たに追加されるので以下に限らないのですが、個人的に重宝するな、という特典をご紹介します。)
- 新しいリゾートコレクションの追加:HGVクラブの新リゾートコレクション『ヒルトンバケーションクラブ1』の追加と、『HGVマックス予約期間』(チェックアウトの6か月前より予約開始)の導入
- 予約手数料の無料化:HGVマックスのクラブ年会費には予約手数料を含んでいるため、HGVクラブの既存リゾートとザ・クラブ(旧ダイヤモンド)のリゾート予約時に予約手数料を支払う必要はありません。予約は無料です。
- HGVマックスレートの導入:約7,000か所におよぶヒルトン・ホテルズ&リゾーツをヒルトンホテル公式サイトの表示価格より10%ディスカウント²(オンライン予約のみ)
1 ダイヤモンド・リゾート社のリゾートが追加。一部のリゾートはチェックインの60~90日前より予約開始
2 空室状況に応じて利用可能
私が感じているマックス会員のメリット
まずは、なんといっても予約手数料が無料ということ。
マックス会員になったら年会費が上がった、という声が聞かれます。
マックス会員になる前、我が家が購入した2020年はクラブ年会費が$216、Webでのクラブ予約(自分が所有するリゾート以外のリゾートの予約)の手数料*が$69でした。
*自分が所有するリゾートの予約=ホームウィーク予約の場合は無料。ホーム予約とクラブ予約についてはこちらをご覧ください。
2025年はマックス会員のクラブ年会費は$313、Webでのクラブ予約手数料は引き続き$69です。
年会費が$97上がっているのでその分、損な気もしますが、マックス会員の場合はこの$69の手数料が要りません。リゾートの予約はホームのリゾート以外であれば早ければ9か月前から予約できるので、予約した後に予定が変更になった、ということもありえます。
チェックイン日より61日前までですと追加手数料なく、予約の変更というのができますが、60日以内の予約の変更はできず、キャンセル規定が適用されます。予約をキャンセルする場合、予約手数料は返金されないので、マックス会員でなければ1回キャンセルしてもう1回予約を取り直すとそれだけで$138となり、年会費の値上がり分は吸収出来てしまいます。
以上は我が家の所有形態に基づいて一番ありうるケースを想定してのお話です。
予約の変更をしなくて済むのが一番よいですが、予約手数料が無料だと、予定の変更も柔軟に考えられるので、よかったと思います。
次に私が重宝しているのは、ヒルトン系列のホテルが10%オフ=マックスレートで予約できること。
通常のヒルトン・オナーズでは5%引きですし、25%引きになるヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパンは国内とソウルだけなので、10%オフはありがたいです。
ちなみに台北のHotel Resonance Taipei, Tapestry Collection by Hiltonはこのマックスレートでとりました。
最近、マックスでよかったかも、と思うのは予約できるリゾートの数が増えたこと。昨夏マウイに一緒に行ったヒルトンつながりのお友達二人はマックス会員になっていません。
マウイがよかったので、次はカウアイに行ってみようか、という話になった時に、ヒルトン・グランド・バケーションズのサイトで私はカウアイのリゾートが表示されますが、二人は表示されませんでした。
このように、旅の選択肢が広がるのもメリットだなと感じています。
今回のご説明は2025年3月1日現在のヒルトングランドバケーションズ公式サイト表示の情報に基づきます。随時情報が変更されていることもございますので、必ずご自身でご確認いただきますよう、お願いいたします。
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