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ROKUから徒歩で訪ねる光悦寺と源光庵

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3日目は嵐山の福田美術館の予約をしてあったのですが、新幹線は夕方の予約でしたので、朝から嵐山に行っても時間が余っちゃうな、と思ったのと、ROKUのチェックアウトが12時だったのでせっかくならぎりぎりまでお部屋を楽しみたい、というのもり、朝食後、散策がてら光悦寺を訪ねることにしました。

フロントで行き方を尋ねるとROKU周辺の散策マップをくれました。その時に「源光庵も素晴らしいですから是非寄ってみてください」とサジェスチョンをもらい、源光庵も行くこと。

ROKUから少し上りになりますが、住宅地の中を歩いていくと15分から20分でつきます。

光悦寺につくと山門までの小道が紅葉に彩られて素敵です。思わず写真をとりたくなりますが、山門は写真撮影禁止です。

写真は山門を入ってから撮ったもの。

入り口で拝観料を支払うのですが、1人500円x3人で1,500円のところ、お財布には1,400円しかありません💦娘たちも散歩がてら出てきたので財布を持っておらず、山門のところにいた職員に近くにコンビニはないかと聞いたところ、少し戻ったところの交差点を下っていくとちょっと先にあります、とのこと。

コンビニでお金をおろそうと向かったのですが。。。ちょっとどころの距離ではありませんでした💦

その日は京都は天気予報では20℃まで気温が上がるという予報で、歩いているうちに暑くなってきて汗も出てきました。

ようやくセブンイレブンを見つけ、お金をおろすことができましたが、今来た距離を戻るのかと思ったら気が遠くなる思い。時間もだいぶロスしてしまったので、光悦寺まではタクシーで戻ることにしました。

途中に松野醤油というお醤油屋さんを見かけて、美味しそうなお店だなと思いつつ通りすぎてしまったのですが、後から光悦寺に行ったと話すと、みんながみんな「松野醤油あったでしょう?美味しいよね」というので、寄っておけばよかった、とあとから思いました。

今ならまだふるさと納税、間に合いそうなので、試してみようかな。

光悦寺はもともとは徳川家康から野屋敷を与えられた本阿弥光悦翁が一族縁者をはじめ種々の工芸にたずさわる多くの職人と共に住居を構え、工芸集落を営んだ場所。本阿弥家先祖供養の霊屋として位牌所をを設けたのがのちにお寺になったものです。

見どころは光悦垣と呼ばれる特徴のある垣根。竹を組んだ繊細な美しさの垣根です。

光悦寺で紅葉を楽しんだあとはROKUのスタッフおすすめの源光庵へ。

看板に「伏見桃山城の遺構血天井」とあります。何でしょう?

源光庵は全くノーマークだったのですが、行ってみて、窓の形を見て、ちょっと前のJRの「そうだ、京都へ行こう」の広告で見た、四角い窓と丸い窓から見える紅葉が素敵なお寺だ、と気がつきました。

美しい庭があると同時に、本堂には血天井。

伏見桃山城は、秀吉亡き後家康が入城していましたが、謀反の動きのある会津征伐に向かうため、城を空けなくてはいけなくなります。場所的に要衝にあったため、家康はためらいますが、臣下の鳥居元忠が留守をかってでます。「会津は強うございますから殿は一人でも多く兵をお連れなさいませ。ここは少なくても大丈夫。変事がなければまたお会いしましょう。もし変事が起これば殿にお会いするのはこれが最後でございます。」と言って、わずか1800の兵で桃山城に残ったのです。

家康が会津に向かうと案の定、石田光成らが4万の兵をもって桃山城を攻めます。鳥居元忠は10日間耐えますが、城に火を放たれ、攻め入られ、場内は惨状となります。その時に無念の最後を遂げた武者たちの手や足の血のりが城の床に残ったものを、本堂の天井に用いているのが血天井。こうして死者の魂を弔っているのだそうです。

窓越しの美しい紅葉とおどろおどろしい血のりの天井が同じ空間にあるのですが、この穏やかな景色に死者の魂が鎮められている、そんな感じがしました。

伏見桃山城の下りは、ちょうど2023年の大河ドラマ「どうする家康」で見たワンシーンで、見学している間、頭の中で何度も映像がリプレイしていました。

洛北で回りには何もないと思っていたROKU KYOTOですが、光悦寺、源光庵のすばらしさに、また季節を変えて来てみたいと思いました。

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Written by
alaquaint

ホテルと飛行機に乗ることが大好きなアラカンです。ホテルは、お泊りであれ、ビュッフェであれ、アフタヌーンティーであれ、シーンにかかわらず、ホスピタリティ溢れた非日常的な空間と経験が大好きです。遅ればせながらアラカンになってからヒルトンタイムシェアを購入したのをきっかけに、家族と、友達と、時にはおひとりさまでと、ヒルトンのある生活を楽しんでいます。まもなく定年、知恵を絞り、工夫をしつつ、ミニマムなコストでかなう限りの贅沢を目指しています!

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